当地における一般注意事項

平成30年4月18日

カナダも、今後、鳥及び新型インフルエンザの発生・感染地域の拡大等により影響を受ける可能性は排除されません。
「もしも」のために、日頃から「予防」に努めるとともに、「症状」などに関する知識を得ることが肝要です。

 

=予防=

 

1.鳥類に近づかない。

  1. 養鶏場、鶏を扱う市場、観賞用鳥屋、家禽類飼育家庭及び動物園などへの不用意・無警戒な立ち寄りや接触を避ける。
  2. 近所に観賞用鳥などがいる場合、鳥の状態に異常が見られたら十分警戒する。
  3. 鳥類の死体、内臓、排泄物への接触をしない。
  4. 生の鳥肉を調理した後は、手および調理器具をよく洗う。

★ 尚、鶏肉や卵を調理する際に加熱することも推奨されています。70℃以上で同ウイルスは死滅すると考えられているからです。しかし、たとえ、ウイルスに汚染された鶏肉を食べても感染する可能性は低いとも言われています。

 

2.(インフルエンザの発生情報等に接したら)人混みへの立ち入りは最小限にし、外出後には手洗い、うがいなどの通常の感染症予防対策を励行する。

 

3.通常のインフルエンザ予防接種の推奨。

 

  1. この通常のインフルエンザの予防接種は、鳥インフルエンザに対する予防の直接的効果は明らかではない。しかしながら、何らかのインフルエンザの症状が発生した場合には、通常のインフルエンザか鳥インフルエンザの何れに感染したかを判断する一つの目安となり得る。
  2. 通常のインフルエンザと鳥インフルエンザに同時に感染した場合には、ウイルスが感染者の体内で病原性の強い新型ウイルスに変異するものと考えられているので、そうした可能性を小さくする一つの手段にもなり得る。

4.パスポートの残存期間の確認と速やかな更新を


新型インフルエンザ発生時には、発生国から出国禁止措置が出されたり、あるいは、民間航空機の運航が停止される可能性もあります。いざというとき、速やかな退避が可能となるように、旅券の残存期間の確認を常日頃から行われますとともに、旅券の切替申請は失効日の一年前から手続きが可能ですので早めの切替申請をされることをお勧めします。

 

=症状=

 

初発時インフルエンザを疑う目安(トリ、ヒトの診断は発症時には不可)としては次のとおり。

 

多くの場合(病状が多彩なので明確な基準作成は難しい)、いわゆる風邪様で、急激に発症し、次の症状のあるもの。

  1. 38℃以上の発熱
  2. 悪寒
  3. 全身倦怠感
  4. 感冒様症状すなわち鼻漏、咽頭痛、咳嗽、喀痰の全てもしくは複数
  5. 頭痛、腰痛、関節痛の全てもしくは複数

尚、鳥インフルエンザは、下痢がみられることがある。

 

=対応=

 

1.上記症状等インフルエンザが疑わしい場合、早急に最寄りの信頼できる医療機関を受診する。

 

 

2.刻々と変化する状況(流行状況、感染の拡大、新型インフルエンザの出現)を早期に察知して、対応を変化させる。