日本とBC州・総領事館の歴史

令和5年12月13日
Powell Street Festival, 1988, 写真提供: Powell Street Festival Society, Lynda Nakashima, Photographer
1978年-現在

 

今日、BC州の日系カナダ人は、戦前の様々な障害から解き放たれ、カナダ社会の尊敬されるべき一員としての地位を築き上げた。1988年カナダ政府は、戦中・戦後に亘って日系カナダ人が受けた屈辱や困難に対し公式に謝罪したことで、賠償の話し合いに決着がついた。

 

 

経済的な関係においては、2012年、カナダにとって日本は輸出入ともに第4位の貿易相手国となっている 一方、日本とBC州間における貿易関係においては、BC州にとって日本は第3位の貿易相手国となっており、全カナダよりも緊密な貿易関係が築かれている。
また、BC州では、多数の日系企業(日本から進出している企業や現地法人化された日系企業)が活躍しており、BC州経済への貢献を果たしている。

 

 

このように貿易等の経済的な繋がりは二国間関係の重要な要素となっているが、現在では経済関係のみならず、教育、科学、国際協力等の分野において緊密な協力関係が深化しており、文化・草の根レベルの交流を発展させることが、これまで以上に重要となっている。120年以上にも亘る総領事館の歴史を礎として、日加関係、とりわけ日本とBC州の関係は、今後も様々な分野において発展が見込まれている。

 

(文中敬称略)

 

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