CGのShow(書) Room ‐ 2023年

令和5年12月31日

飾(かざり)12月25日

バンクーバーは雨の季節。紅葉も散り、街から色彩が減っていく。そんな中、クリスマスシーズンの装飾が目にも楽しく、新しい年の到来に期待が高まる。穏やかで楽しい年末新年でありますように!





氷(こおり)12月11日

カナダと言えばアイスホッケー。春が過ぎるまで氷上の闘いは続く。カナダ人は生まれる前からアイスホッケーファンなのだと聞いた。その魅力は何でしょう? スピード? パスワーク? 激しい激突?



筆(ふで)11月27日

日系シニアの方々と一緒に筆を執り、書を楽しむ機会があった。カナダの地に住みながら、日本への思いを筆墨に託す姿に心を揺さぶられた。書き上がった作品には、筆を使うことの純粋な喜びと、筆文字の暖かさが溢れていた。



(あか) 11月13日

バンクーバーで2度目のリメンバランスデー。スタンレイ公園の日系人慰霊碑で黙祷を捧げ、世界各地に平和が訪れるよう心から祈った。沢山の赤いポピーが、英知を絞れという先人たちの声を伝えているように感じられた。



橋(はし) 10月30日

キャピラノの吊り橋・・・周りの光景を楽しみながら渡れますか? そんな余裕のない私は必死に前だけを見て渡り終え、オッターボールの暖かさと甘さに癒やされ、全身の汗が冷めた時、やっとカナダの大自然に抱かれている幸せを実感できた。



瓜(うり) 10月16日

ダイバーシティーの都市らしく、バンクーバーは秋の迎え方も多彩だ。そんな中、オレンジ色のパンプキン(南瓜)は、ハロウィンの気分を盛り上げている。変装した子どもたちが、お菓子をねだりに訪ねてきてくれないだろうか・・・



巡(めぐる)10月2日

バンクーバーに来てからカレンダーがひと巡りし、1年が経った。英語は上達していないが、様々な場所を訪れ、様々な方々とお会いし、様々なことを教えて頂いた。初めて暮らすカナダでの全ての巡り会いに感謝したい。



 祭(まつり)9月18日

感謝や慰霊、祈りなど、「祭」には多くの思いが込められ、様々な形で表現される。桜の季節、カナダ・デー、秋の訪れ等のそれぞれの時節に、実に多くのフェスティバルに出席した。日系社会の存在と歴史が、この地域の祭の中核にある。

 

鎮(しずめる)9月4日

BC州を含むカナダでの山火事の猛威・・・ 鎮火、沈静化をひたすら祈る。犠牲者への哀悼、被災者へのお見舞い、そして鎮火作業に取り組む関係者への心からの敬意と感謝を表明したい。



都(と)8月21日

日本とカナダには72組の姉妹都市関係があり、うち33組がBC州、1組がユーコンの都市だ。各都市を訪れる度に、日本との長い交流の歴史があることを知る。思いもかけないところに日本庭園があり、ひな人形や民芸品の展示にも出会う。


島(しま)8月7日

上空から眺める度に気づく島の多さ。カナダは世界で4番目に島が多い国だという。小さな島にも集落を見つけ、そこでの生活を想像する。静かに休日を過ごせる、そんな隠れ家のような素敵な島があったら是非教えて下さい。


打(うつ)7月24日

各国コミュニティー参加のドラムフェスティバルを訪れた。リズムを刻み、そこに身を委ねることには、民族を超えた共通の喜びがある。そしてそれぞれのリズムの特色には、それぞれの文化が色濃く表出もする。



鮭(さけ)7月10日

リッチモンドのサーモンフェスティバルに招かれた。カナダと言えば誰もが思いつく鮭。しかし私には、鮭と鱒の違いを説明する知識はなく、見分ける自信は全くない・・・ フェスティバルを楽しむ人々の笑顔がひたすら眩しかった。


 

郷(さと)6月26日

Our home and native land・・・「O Canada」の冒頭のフレーズ。「郷」はふるさとを意味する。誰にも大切なふるさとはあり、それはまた、生まれた場所だけを示すとは限らない。


 

絮(わた)6月12日

青空の下で白い絮が乱舞している・・・ コットンウッドツリーから小さな白い綿毛が飛び散る様子は、この土地の春の典型的な光景だと聞いた。ずっと以前、5月の朝鮮半島で目にした柳絮を思い出した。


 

家(いえ) 5月29日

「Housing」の問題は、カナダの最重要懸案。「家」という漢字は、生け贄の家畜を捧げる神聖な空間を象徴しているという。家という意味の文字を、今新しく作るとしたら、この空間の中に、我々は何を置くだろうか。

 

 

緑(みどり)5月15日

バンクーバーの美しい緑が春の訪れを象徴する。パソコンや携帯に疲れた目が、草木の緑に癒やされる。「緑」だけでなく「紫」「紅」など、色を表す漢字の多くに「糸」が入っているのはなぜだろう。
 


 

霧(きり)5月1日

桜の季節が過ぎながら、まだまだ雨の日が・・・ 霧雨なら、バンクーバーの人々は傘などささずに颯爽と歩く。春雨に濡れて行こうと言った日本文化との接点がここに?


 

桜(さくら)4月17日

いくつもの桜フェスティバルに招かれ、日加友好の象徴として、桜が文字通りここに根付いてることを実感する。光を放つように花を開き、そしてすぐに散っていく桜・・・ その一瞬の開花に心を寄せる多くの人々に感謝したい。
 

 

 

劇(げき)4月3日

演劇を愛するカナダの人々。国内には演劇都市と称される街がいくつもある。移民、戦争、和解と許し、多様性 ・・・ バンクーバーのスタンレイ劇場で見た「フォギブネス」から、いくつもの問いかけを受け取った。

 

 

溶(よう)3月20日

「いよいよ冬が溶け始める」というニュースの見出しに胸が躍った。2月末の大雪から3週間、雪に氷に厚い雲・・・バンクーバーの冬は溶けてゆき、街はグレーから桜の色へと変貌する。

 

 

光(ひかり)3月6日

一泊だけのユーコンでの夜空に、オーロラの光は現れなかった。凍てつく空気の中、ホワイトホースの街の光と雪明かりが、ただ静かに迎えてくれた。
 

 

 

先(さき)2月20日

アジアで漢字が生まれた時、それは彼らの神に捧げられたと言う。木訥に引かれたライン、鮮烈な色彩・・・カナダ先住民であるファーストネーションのアート・・・そこに込められた祈りをたどる。

「先」の制作過程の動画をこちらにて公開しております。是非ご覧ください。

 

奏(そう)2月6日

ダウンタウンの雰囲気濃厚の街角、元映画館という古色溢れる壮麗な内装のオルフェウム劇場で、バンクーバーシンフォニーがR.シュトラウスを奏でる。この街は、こんな風にヨーロッパ音楽と付き合っている。

 

 

雨(あめ)1月23日

雨が多いと聞いていたこの時期のバンクーバー。確かにどんよりとした、気が滅入る空模様が続く。ただ雨は大地にとっての慈雨でもある。草木が茂る春を待ちたい。天から水滴が落ちてくる様が、そのまま「雨」という漢字になった。

 

 

兎(うさぎ)1月9日

日本や中国、韓国では、今年を「うさぎの年」と呼ぶ。ウサギの姿からできた漢字の古い字体は、今にも跳躍しそうだ。バンクーバーで暮らし始めて3ヶ月、多くのリスには出会ったけれど、今年は野ウサギにも遭遇したい。