大地震への備え 大丈夫ですか?(安全対策連絡協議会開催報告)
平成29年8月3日
在バンクーバー総領事館においては、安全対策連絡協議会を設置し、平素から在留邦人の皆様や短期滞在者の皆様の安全確保に取り組んでいます。
この度開催された平成29年度安全対策連絡協議会においては、大型地震と津波災害に対する心構えや対策について話し合いました。安全対策連絡協議会で共有された情報を次のとおりお知らせいたします。
●バンクーバーにおける大型地震の発生について
バンクーバーにおいては、今後50年の間にマグニチュード9以上の地震が発生する確率が30%と言われています。バンクーバーは、入り江の地形にあり、太平洋沿岸は、サンアンドレアス断層と北米大陸の下に沈みこんだ海底プレートが重なり、一度地震が起きればその被害は未曾有です。専門家によれば、バンクーバー直下、震源の浅い地震が発生した場合、15,000人の死者が出ると予想されています。また、Conference Board of Canadaの報告書によれば、バンクーバーにおける大地震の被害総額は、127.5 億カナダドル(10兆5000億円)以上であり、国家的損害を被ると推定しています。
●緊急時の情報収集や対処のあり方について
在留邦人の皆様、短期滞在者の皆様には、緊急時の情報収集や対処のあり方について事前にお考えいただき、皆様が常日頃から、各職場・各ご家庭において、緊急時の連絡体制、対処方法を確立していただくことが大変重要です。
緊急時には、在バンクーバー総領事館では、在留邦人の皆様、短期滞在者の皆様の安否確認を行います。このため、在留邦人の皆様には「在留届」の提出、短期滞在者の皆様には「たびレジ」の登録の徹底をお願いしております。
以下に、外務省や当地関係機関による情報発信ツールについてご紹介しますので、参考にしてください。
【外務省による情報発信・安否確認のためのツール】
○海外安全情報ホームページ
海外安全ホームページには、スポット情報、広域情報、安全対策基礎データ等の情報が掲載されているので、是非ご活用下さい。
スポット情報・・・特定の国や地域において日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際、又は生じる可能性がある場合に速報的に発出します。
広域情報・・・複数の国や地域にまたがる広い範囲で注意を必要とする事態が生じた際に注意喚起を行います。
○領事メール
在バンクーバー総領事館から在留届を基にして緊急情報を発出しますので在留届を必ず提出願います。移転したり、メールアドレスを変更した場合にも必ず届け出てください。
○たびレジ
短期渡航者が旅行先を登録することで、その地域の安全情報を入手できるシステムです。海外に渡航しなくても、メールアドレスと、情報を入手したい国・地域を選択するだけで、安全情報を入手することが可能です。
○安全アプリ
海外にお住まいの方や海外旅行・出張中の方に、安全に係る情報をお届けすることを目的としたアプリです。スマートフォンのGPS機能を利用して現在地及び周辺国・地域の海外安全情報を表示することができ、各国・地域の緊急連絡先を確認することができます。
【当地関係機関による災害対策関連情報の入手先】
○BC州
BC州ではShake Out BCのウェブサイトにおいて、地震に対する住民の意識向上を図るための映像を作成しておりますので、是非ご覧下さい。
○バンクーバー市
バンクーバー市は、緊急時に災害支援の中心的な施設となるDisaster Support Hubを各地域のコミュニティー・センター等25カ所を設置しており、無料の防災セミナー(Free emergency preparedness workshops)も実施しています。バンクーバー市のウェブサイトには、家庭で話し合うべき災害への備え(Plan for an emergency with your family)、備えるべき緊急物資(Make an emergency kit)に関するアドバイスも掲載されています。
○バーナビー市
バーナビー市の緊急事態プログラムに関するウェブサイト(Emergency Program)では、緊急事態に備えた26のステップ(26 Steps to Emergency Preparedness)と題するガイドで、緊急事態に備えて何をすべきかについて詳しく説明しています。
○リッチモンド市
リッチモンド市の緊急事態対応に関するウェブサイト(Emergency Preparedness)では、災害発生前、発生中、発生後における行動について、分かりやすく項目立てて説明されています。災害発生前に各ご家庭で何をすべきか(Personal Emergency Plan)について今一度ご確認下さい。
上記3都市における防災対策に関する一覧はこちらをご覧下さい。
バンクーバー新報に掲載された記事はこちらをご覧下さい: A, B, C。
この度開催された平成29年度安全対策連絡協議会においては、大型地震と津波災害に対する心構えや対策について話し合いました。安全対策連絡協議会で共有された情報を次のとおりお知らせいたします。
●バンクーバーにおける大型地震の発生について
バンクーバーにおいては、今後50年の間にマグニチュード9以上の地震が発生する確率が30%と言われています。バンクーバーは、入り江の地形にあり、太平洋沿岸は、サンアンドレアス断層と北米大陸の下に沈みこんだ海底プレートが重なり、一度地震が起きればその被害は未曾有です。専門家によれば、バンクーバー直下、震源の浅い地震が発生した場合、15,000人の死者が出ると予想されています。また、Conference Board of Canadaの報告書によれば、バンクーバーにおける大地震の被害総額は、127.5 億カナダドル(10兆5000億円)以上であり、国家的損害を被ると推定しています。
●緊急時の情報収集や対処のあり方について
在留邦人の皆様、短期滞在者の皆様には、緊急時の情報収集や対処のあり方について事前にお考えいただき、皆様が常日頃から、各職場・各ご家庭において、緊急時の連絡体制、対処方法を確立していただくことが大変重要です。
緊急時には、在バンクーバー総領事館では、在留邦人の皆様、短期滞在者の皆様の安否確認を行います。このため、在留邦人の皆様には「在留届」の提出、短期滞在者の皆様には「たびレジ」の登録の徹底をお願いしております。
以下に、外務省や当地関係機関による情報発信ツールについてご紹介しますので、参考にしてください。
【外務省による情報発信・安否確認のためのツール】
○海外安全情報ホームページ
海外安全ホームページには、スポット情報、広域情報、安全対策基礎データ等の情報が掲載されているので、是非ご活用下さい。
スポット情報・・・特定の国や地域において日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際、又は生じる可能性がある場合に速報的に発出します。
広域情報・・・複数の国や地域にまたがる広い範囲で注意を必要とする事態が生じた際に注意喚起を行います。
○領事メール
在バンクーバー総領事館から在留届を基にして緊急情報を発出しますので在留届を必ず提出願います。移転したり、メールアドレスを変更した場合にも必ず届け出てください。
○たびレジ
短期渡航者が旅行先を登録することで、その地域の安全情報を入手できるシステムです。海外に渡航しなくても、メールアドレスと、情報を入手したい国・地域を選択するだけで、安全情報を入手することが可能です。
○安全アプリ
海外にお住まいの方や海外旅行・出張中の方に、安全に係る情報をお届けすることを目的としたアプリです。スマートフォンのGPS機能を利用して現在地及び周辺国・地域の海外安全情報を表示することができ、各国・地域の緊急連絡先を確認することができます。
【当地関係機関による災害対策関連情報の入手先】
○BC州
BC州ではShake Out BCのウェブサイトにおいて、地震に対する住民の意識向上を図るための映像を作成しておりますので、是非ご覧下さい。
○バンクーバー市
バンクーバー市は、緊急時に災害支援の中心的な施設となるDisaster Support Hubを各地域のコミュニティー・センター等25カ所を設置しており、無料の防災セミナー(Free emergency preparedness workshops)も実施しています。バンクーバー市のウェブサイトには、家庭で話し合うべき災害への備え(Plan for an emergency with your family)、備えるべき緊急物資(Make an emergency kit)に関するアドバイスも掲載されています。
○バーナビー市
バーナビー市の緊急事態プログラムに関するウェブサイト(Emergency Program)では、緊急事態に備えた26のステップ(26 Steps to Emergency Preparedness)と題するガイドで、緊急事態に備えて何をすべきかについて詳しく説明しています。
○リッチモンド市
リッチモンド市の緊急事態対応に関するウェブサイト(Emergency Preparedness)では、災害発生前、発生中、発生後における行動について、分かりやすく項目立てて説明されています。災害発生前に各ご家庭で何をすべきか(Personal Emergency Plan)について今一度ご確認下さい。
上記3都市における防災対策に関する一覧はこちらをご覧下さい。
バンクーバー新報に掲載された記事はこちらをご覧下さい: A, B, C。