令和4年度対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」の実施(2023年1月16日)

令和5年1月16日
 令和5年1月12日~19日、令和4年度対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」で横浜女学院高等学校の生徒12名がBC州を訪れ、ビクトリア市のBC州議会、バーナビー市庁舎、バーナビー市の日系文化センター・博物館等を訪問したほか、サイモン・フレイザー大学、バーンクリーク高校と交流しました。
丸山総領事はバーナビー市主催の歓迎夕食会に出席し、高校生、バーナビー市議会議員他と懇談しました。
 

【参考】対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」について:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page25_000243.html

横浜女学院高等学校生を引率された中越由佳奈先生から寄せられたメッセージをご紹介します。
今回のカケハシ・プロジェクトは日本の魅力発信、横浜市の姉妹都市バンクーバー市長への表敬訪問のミッションなど多くのありがたい機会を頂戴しました。緊張して訪問したバンクーバー市役所でもケン・シム市長に大変暖かくお迎えいただき、生徒たちも楽しい時間を過ごさせていただきました。

また、バーンクリーク高校では日本にはないコミュニティスクールという学校を訪問することが出来、地域と行政が一緒になって、地域のこどもたち、それも移民や難民の人も、ハンディを持つ人も皆が同じ学校で学ぶという社会の縮図を経験できる学校はまさに、多文化共生社会の学校なのだと実感いたしました。ファーストネイションの教室もあり、子どもたちのルーツを大切にする教育が実践されていることを知ることが出来ました。

本校生徒たちのバディも様々なルーツを持つ人たちでした。生徒たちはとても仲良くすぐにお友達になっていて、今の生徒たちのボーダレスな感性だと実感しました。

生徒たちは、バディたちが自己紹介で自分のルーツのこと、自分の国のことをよく話してくれたと語っていました。それに比べ、自分たちは自分のルーツについてなど考えたことはないのではないか?という疑問が生まれ、自分たちももっと、自分のこと、自分のルーツと自分の国について考えてみて、カナダで出会った人たちに 伝えたい!という思いが沸いたようです。カケハシ・プロジェクトの帰国後のアクションプランとして生徒一人一人の目線で発信したいものを形にして、サイモン・フレイザー大学の日本語を学んでいる学生さん、日系博物館に集うみなさん、バーンクリーク高校のみなさんにお礼としてお届けしたいと思っています。今回の素晴らしい経験を生徒とともにさせていただき、心より感謝しております。