【ご注意ください】住居、留学エージェント、語学学校、移民コンサルタントとのトラブルについて

平成27年2月17日
  ホームステイやルームシェアをめぐるトラブルや、留学エージェントや語学学校、移民コンサルタントとのトラブルに関する相談が依然後を絶ちません。当館からも再三注意を呼びかけているとおり、代金を支払った後で「聞いていたのと違う」、「思っていたのと違う」という状況になっても、契約書等、合意内容を証明する書面が無い場合、代金を取り戻すことは難しくなってしまいます。
トラブルを未然に防ぐ為に、書面によって契約を交わす(口約束にせず、きちんと証拠を残す)べきことは言うまでもありません。また契約に際しては、以下の点にも十分留意願います。
  • 契約を交わす前に、ホームステイ先、語学学校等の規則、授業プログラム内容及び内訳等が明記された書面を入手する。 
→ 何に対して代金を支払うのかを確認する。
  • 上記のような書面はない、と言われた場合。
→ 契約を取りやめる。どうしても契約したい場合は、お互いのトラブルを避ける為必要であるとして、作成してもらう。
  • 契約書をよく読み、その内容に納得した上でサインする。 
→ 書面上不明確な点や疑問点については、サインする前にその場で確認する。
  • 代金を支払ったら必ず領収書をもらう。
 
特に下記のトラブル例2については、同様の相談が複数寄せられていますので、上記の点に特にご留意願います。
トラブル例1:ホームステイ
  • デポジット及び家賃を支払い領収書はもらったが、入居後に様々なハウスルールを知った:ホストマザーの不在時に在宅してはいけない(マザーの外出時は自分も外出しなければならない上、マザーより先に帰宅できない)。シャワーは普段元栓を閉められ、浴びたい時を事前に通告しなければならない上、女子10分、男子5分と決められ、時間になると途中でも元栓を閉められる。キッチンはあるが使用不可、等々。
⇒入居前に、ハウスルールが自分の生活パターンに照らして無理のないものかどうか確認し、疑問に思う点はうやむやにせずホストファミリー等に照会してください。自分の常識と相手の常識が違うこともあり得るため、事前に話し合うことが大切です。
 
トラブル例2:語学学校
  • カナダ人から1対1で英語を習うプログラムの授業料を数ヶ月分支払ったが、領収書もプログラム内容を記載した書面もなく、口頭で説明を受けたのみであった。実際に開講してみると、コーヒーショップでカジュアルな日常会話を週3回、1回90分習う形式であり、自分の思ったものとは全然違っていた。
⇒プログラムの内容、学校の時間割、授業回数、学費他諸経費、ビザ等について、学校側の宣伝を鵜呑みにするのではなく、事前に十分調べ、疑問に思うところは必ず学校側に確認した上で、契約するか否かを決めてください。
 
住居をめぐるトラブルや、留学エージェント、語学学校、移民コンサルタントとのトラブルでお困りの方は、当館までお越しいただくか、メール(consul@vc.mofa.go.jp)又は電話(604-684-5868)でご相談願います。