もし海外旅行中に盗難や窃盗、強盗の被害に遭ったら!
旅行中にはたとえ十分に注意を払っていても、犯罪や盗難あるいはトラブルに巻き込まれることもあります。もしも、不幸にしてこのようなトラブルにあった場合は、次のような事後処理を参考に行動されてはいかがでしょうか。
1. まず、911番に電話をかけます。公衆電話から911番にかけるときは、コインは必要ありません。オペレーターが出たら、緊急事態の発生場所と事態の内容(警察、消防、救急の別)を告げてください。英語で説明できない場合は、「ジャパニーズ・プリーズ」と告げてください。
2. 負傷されている場合は手当を優先してすぐに病院で治療を受けます。
(診察のあとは診断書を受領しておきます。傷害保険の請求手続や警察への届出の際に必要となります)。→主要病院リスト
3. 最寄りの警察へ被害を届け出て「ポリスレポート(盗難・被害証明書)」を発行してもらいます。 最寄りの警察が分からない場合は911で尋ねましょう。
(ポリスレポートは、パスポートの発行や渡航書の発給、あるいは帰国後の保険金請求にも必要となります。)
4. もし、クレジットカードが盗難にあった方の場合には、警察よりもまず先にその発行会社に連絡して、無効処理の依頼をします。また、必要に応じてカード再発行の手続きもします。
主要なカード会社の海外でのカード紛失・盗難受付デスク (カナダ担当)
JCBカード011-800-00090009
DCカード011-800-37701818
三井住友VISAカード1-800-663-3378
ニコスカード 011-800-99-860860
アメリカン・エキスプレスカード 1-800-766-0106
5.続いて、保険会社(携行品について)、銀行(トラベラーチェックについて)へそれぞれ連絡します。それぞれの会社や代理店の電話番号を控えておくことも大事です。
6.航空会社に連絡して航空券の再発行の手続きをするとともに、現地の日本大使館・総領事館でパスポートの発行あるいは帰国のための渡航書の発給をしてもらいます。
短い期間に全てを処理しなくてはいけないので、大変な作業となりますが、まずは落ち着いて行動することも重要です。
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*ワンポイントアドバイス*
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・現金の盗難は被害届を出しても戻らないことが多いので、多額の現金は持ち歩かないようにしましょう!
- 大使館や総領事館でパスポートを発行してもらう際には、ポリスレポートの他に,パスポート用写真数枚,最新の戸籍謄本及び手数料が必要です。写真や戸籍謄本は,旅行前に準備しておきましょう。また,これらをスーツケースの中など,パスポートとは別に保管しておくことをお勧めします。なお,パスポートの発行には1週間必要です。
- 帰国までの日数に余裕がなく、パスポートの発行を待っていられない場合には『帰国のための渡航書』を申請することができます。また、後日海外保険の保険金請求のために、領収書や申請書類の控えは必ずとっておきましょう。
・外務省海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp/もご参考にしてください。
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