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IT社会のセキュリティ対策

 

現代社会において,インターネットは,なくてはならないツールとしてその地位を確立した感があります。しかしながら,インターネット上には,様々な「落とし穴」があることについて,特に注意しなければなりません。


例えば,よく知られているセキュリティ対策としては,以下が挙げられるでしょう。もちろん,以下だけで十分とはいかず,より多くの事柄に注意しなければならないことは,言うまでもありません。


(1)Facebook等のSNSを利用する際には,現実社会での友人とだけ,連絡を取り合うようにする。また,第三者が自宅の位置や家族構成等の個人情報を把握できるような写真やコメントを不用意に投稿しない。


(2)スマートフォン(アンドロイド端末)には最新のウィルス対策ソフトを必ずインストールする。iPhoneやiPadは「脱獄(Jailbreak)」しない。また,「位置情報サービス」を不用意に使用しない。 (注:「脱獄」とは,コンピュータに設定された制限を取り外し,製造者や管理者の意図しない方法でソフトウェアを起動できるようにすること。)


(3)Eメールは信頼できる送信者からのメッセージのみ開封し,その他は全て削除する。不意に外国語で「あなたは当選者です!」といった内容のEメールメッセージを受け取ったら,まず間違いなくネット詐欺行為。


(4)ソフトウェアを常に最新の状態に保つよう,アップデートを欠かさない。

 

また,近年では,子供が「ネットいじめ」に巻き込まれたり,ツイッターやブログで,反社会的行為を自慢する書き込みをして問題になるケースが多発しています。米国では,ネットいじめを苦に自殺した14歳の子供のケースを契機として,対策強化の動きが出ています。ある調査によれば,インターネット環境に慣れ,詳しい子供ほど,トラブル遭遇率が高いという結果も出ているそうです。


我が国総務省が運営する「国民のための情報セキュリティサイト(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/index.htm)」では,小学生向けのページも用意されており,セキュリティ対策についての知識を習得することができます。


インターネット・セキュリティの重要性について理解を深め,安全・安心な状況でインターネットを活用してください。

 

   
 
(C) Consulate General of Japan in Vancouver, 900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 Tel: (604) 684-5868. ページ更新日2011年10月13日