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こころの健康~冬季のメンタルケア~

 

季節性情動障害(SAD:Seasonal Affective Disorder)という言葉をご存じですか。

 

ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る、脳機能障害の一種です。 季節性気分障害、季節性感情障害などとも呼ばれます。

 

「冬季うつ病(Winter Depression)」がもっとも一般的ですが、典型的なうつ病とは違い、倦怠感や無気力感の他に、過食、過眠、炭水化物や甘い物を極端に欲しがる、といった症状が見られるようです。

 

発症のメカニズムはよく分かっていませんが、冬場の発症が多いことと、高緯度地域に患者が多く発生することから、日照時間が短くなることに原因があるのではないかと言われています。一度発症すれば毎年発症する傾向が強いようですが、春が来れば症状が改善するため、我慢しておられる方も多いようです。

 

正確な検査が正確な診断を助けます。そして、治療へとつながります。おかしいなと感じたら、是非、専門医を訪れ、診断を受けましょう。

 

   
 
(C) Consulate General of Japan in Vancouver, 900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 Tel: (604) 684-5868. ページ更新日2010年12月13日