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こころの健康 ~「うつ」について~
うつ病の本当の原因は解明されていませんが、過労などのストレスの蓄積及びストレスへの対応がうまくいかないことが、発症や悪化に関係していると言われています。
うつ病は「こころの風邪」と言われるほどよく見かける病気です。風邪と思って放置すると重い肺炎になってしまうのと同じように、早めに対応しないと、仕事ができなくなったり、自殺を考えたりするような重い状態にもなることがあります。
うつ病は、気分障害という病気の一種です。気分障害には「躁状態」と「うつ状態」がありますが、最も多いのは「うつ状態」のみを繰り返すタイプ(単極型うつ病)で中年期によく発症します。従来、生真面目で完全主義で責任感の強い性格の人が、なりやすいといわれていましたが、最近は若い世代でこのような性格に当たらない人でも増えているとの指摘もあります。
日本では、各地方自治体がこころの健康づくりについて積極的に取り組んでいますが、当コラムでは東京都の取り組みとして、東京都福祉保険局のホームページ(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/jouhou/index.html)をご紹介いたします。
BC州ではMinistry of Health Services(Mental Health and Addiction) http://www.health.gov.bc.ca/mhd/resources.htmlがこころの健康について情報を提供しています。BC州においては、軽度および中継度のうつ病は掛かり付けのホームドクターが薬物治療するかカウンセラーを紹介されますが、重度のうつ病のみホームドクターから精神科医に紹介状が書かれて診察を受けることが出来るというシステムになっています。
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