領事相談員を紹介します
平成21年2月末、在バンクーバー総領事館に領事相談員が着任しました。領事相談員とは、外務省が2003年から導入した領事シニアボランティア制度によって大使館・総領事館に派遣される者を指します。
この制度は、外務省改革「行動計画」の中で領事業務改善のための具体策の一つとして掲げられました。これまでに民間企業や団体の中で経験を積んだ人材を領事相談員として登用して大使館・総領事館に派遣し、民間の目線によるきめ細かい領事サービスを実現するとともに、外務省に対する領事サービス向上のための提言を行うことを目的としています。現在ではこの制度によって世界15ヶ国の大使館・総領事館に領事相談員が派遣されています。
それでは、当館の領事相談員から皆様に一言ご挨拶を申し上げます。
領事相談員のご挨拶
皆様初めまして。この度領事相談員として在バンクーバー総領事館に着任した相馬隆一(そうま・りゅういち)と申します。
領事相談員は、具体的には大使館・総領事館において、日本人渡航者や現地滞在者からの照会や問い合わせに対して領事窓口での相談に応じたり、あるいは日本人旅行者や在留邦人が事件や事故に巻き込まれた際の援護・支援活動などの幅広い領事業務を行っています。
実は、私自身、バンクーバーは前回のシドニーに次いで二度目の派遣先となります。シドニーでは制度開始後の第1期生ということで、試行錯誤を繰り返しながら活動しましたが、思うようにスムーズな活動ができないこともあり、悶々とした経験もありました。しかし、この度バンクーバーに派遣され、これまでに各方面の在留邦人の方々のお話をお聞きする機会を得て、何となくシドニーと似たような部分が多いという印象を持ちました。これならば、シドニーでの2年6ヶ月の間に培った経験を元に、比較的早い時期に活動を本格化させ、皆様のご相談や問い合わせに応じることができるのではないかと感じています。今後窓口へお越しの際には、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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