2009年10月30日
在バンクーバー日本国総領事館
ブリティッシュ・コロンビア州における新型インフルエンザワクチンの接種について
10月27日、BC州疾病管理センターがBC州における新型インフルエンザワクチンの接種等について以下の発表を行いました。
なお、当館から保健当局の担当窓口に確認したところ、永住権を取得していない日本人についてもBC州に居住していれば接種を受けることは可能であり、詳細はそれぞれwww.immunizebc.caから居住地の最寄りの予防接種施設を検索して同施設に照会するか、或いは8-1-1に電話で問い合わせるよう回答がありました。
1.BC州における感染状況
(1)新型インフルエンザのウィルスは、BC州全体に広がっており、一部の地域で集中して感染が報告されている。
(2)本年10月20日から27日までの間に、新たに88名が新型インフルエンザに感染して入院し、このうち51名が集中治療室に入室し、3名が死亡した。
(3)本年4月から10月27日までの間に計199名が新型インフルエンザに感染して入院しており、このうち51名が集中治療室に入室した。これまでの死亡者数は12名。BC州内各地域の感染状況は、フレーザー地域で87名(うち死亡7名)、内陸地域31名(うち死亡3名)、北部地域6名、バンクーバー沿岸地域60名(うち1名死亡)、バンクーバー島15名(うち死亡1名)となっている。
2.新型インフルエンザの予防接種
(1)10月26日から優先順位の高いグループに属する者(65歳以下で基礎疾患を有する者、妊婦、遠隔地や隔絶された土地に居住する者)が新型インフルエンザの予防接種を受けることができるようになる。
(2)11月2日からは、上記の優先順位の高いグループに加え、次のグループに属する者が予防接種を受けることができるようになる。
(イ)6ヶ月以上5歳未満の子供
(ロ)医療従事者
(ハ)6ヶ月未満の乳児等の予防ワクチンが受けられないか、もしくは効かない者と暮らしていたりケアを行っている者
(3)11月中旬には、上記以外の全ての者が予防接種を受けることを推奨される。その時点で全ての者がどこで予防接種を受けられるかの情報が得られることになる。
3.予防接種の場所
BC州においてはwww.immunizebc.caからどこで予防接種を受けることが出来るかを検索することが出来る。仮に居住地の最寄りに接種できる施設が無い場合には地域の保健当局またはホーム・ドクターを通じて探すことが可能である。
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