過去の記事

   
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008

2007

2006
2005
2004
2003
2002
   
 

米国ビザを利用して2004年1月5日以降に米国に渡航される皆様へ
(米国の出入国管理システム

「US-VISITプログラム」の開始について)


米国政府からの説明によれば、米国は2004年1月5日より「US-VISIT(Visitor and Immigrant Status Indicator Technology)プログラム」と呼ばれる新たな出入国管理システムを導入する予定です。このプログラムが実施されれば、米国が発給する査証(ビザ)を所持して2004年1月5日以降に米国に渡航される方は、米国入国時の指紋のスキャン(機械による自動読み取り)や顔写真の撮影など、従来行われていなかった出入国手続きが必要となるとのことです。
なお、米国の出入国制度については、今後も様々な変更が予定されているとのことであり、外務省としましては情報を入手次第、ウェブサイトに掲載していきたいと考えておりますが、何分にも米国側の措置ですので、最新情報につきましては、渡航・再入国前に次のウェブサイト米国大使館(http://japan.usembassy.gov/j/tvisaj-main.html
米国国土安全保障省の(http://www.dhs.gov/dhspublic/interapp/editorial/editorial_0333.xml)等より最新情報を御確認いただくことをお勧めいたします。外務省としましては、テロ対策のための米国による出入国管理強化の必要性は十分理解する一方、こうした措置が日米間の自由で円滑な人の交流に過度な制約とならないよう、引き続き必要な申し入れを行っていくこととしています。

 

今回対象となるのは、ビザを使って米国に出入国するすべての国の国民です。

 

 ただし、米国政府は現在、このプログラムが具体的にどの出入国を対象とするかについて、詳細を検討中とのことであり、年齢等の事由により免除される可能性もあります。


なお、米国政府が実施するビザ免除プログラムの下(日本は査証免除プログラム適用国)で、90日以内の観光などのためビザなしで入国する方々に対しては、当面影響がない見込みです。


米国入国時
米国出国時
 入国審査カウンターにおいて、(1)両手人差し指の指紋のスキャンと、(2)デジタルカメラによる顔写真の撮影が行われ、これらの情報は、データベースに登録されている情報と照合され、入国許可の判断に当たって利用されるということです。なお、その後も米国に入国する都度、同様の手続きが必要となります。 セルフサービスの端末機を使用し、渡航文書(パスポートや米国ビザ)及び両手人差し指のスキャンを行うことで、本人確認、オーバーステイ(ビザ発給の際に認められた米国滞在期間の超過)の有無等を確認し、出国を記録することとなります。なお、2001年9月11日の同時多発テロ事件以降、米国の出入国管理は著しく強化されてきており、滞在期間等も厳格に適用されております。米国渡航の際には滞在期間内に必ず出国できるよう余裕を持った計画を立てることをお勧めいたします。

 主要な空港、海港については2004年1月5日よりこれらのプログラムが導入される予定です。(出国確認の端末機は1月5日以降段階的に導入されますので、空港等にて設置の有無につき御確認いただくことになります。)陸路(カナダ及びメキシコとの国境)での出入国については2005年以降に導入される予定です。


 

   
 
(C) Consulate General of Japan in Vancouver, 900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 Tel: (604) 684-5868. ページ更新日2004年2月6日