過去の記事

   
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008

2007

2006
2005
2004
2003
2002
   
 

在留邦人及び邦人旅行者の皆様へのお知らせ(2004年2月20日付):ブリティッシュコロンビア州における鳥インフルエンザの発生

  1. 当地における鳥インフルエンザの発生
    当地での鳥インフルエンザ発生に関する当地の報道の要旨は次のとおりです。

    • 2月19日午前、カナダ食品検査庁(本部ウィニペグ)は、ブリティシュコロンビア州アボットフォード市(Abbotsford、バンクーバー市南東約60キロ、米国ワシントン州との国境付近)において、鳥インフルエンザ(H7 avian influenza)が発生したことを確認しました。
    • 20日現在、アボットフォード市内マツキ(matsqui)地域にある養鶏場は、カナダ政府により隔離され、カナダ食品検査庁係官が養鶏場の入り口に配置され、半径5キロ以内にある農場はカナダ政府の監視下におかれています。
    • 20日現在、当地バンクーバーサン紙によれば、養鶏場の関係者に病気の症状を示した者はいないと報道しています。一方、CTVの報道によれば、鳥インフルエンザが発見された養鶏場の関係者9名の健康状態をモニターしていますが、5名がインフルエンザのような症状を示していると報道しています。

  2. 鳥インフルエンザのヒトへの感染について
    アジア地域で発生している鳥インフルエンザ(H5N1)のヒトへの感染については、鳥インフルエンザに感染した鳥やその内臓、排泄物に接触することで感染する場合が多く、これまでのところ、鶏肉や卵などを食べることによって感染したという報告はありません。  現在までのところ、鳥インフルエンザについては、カナダ政府で感染源の特定をしている段階であり、当地において、鳥インフルエンザがヒトへ感染した例は確認されておりません。

  3. 予防法
    現段階では、通常の旅行や生活の中で、鳥インフルエンザに関する特別な予防を行う必要はありませんが、鳥インフルエンザは、感染した鳥と近距離で接することによりヒトへの感染が起こる場合がありますので、安全を確保するために以下のことを念頭において行動するようおすすめします。
  • 手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策をおこなう。
  • 鳥インフルエンザの流行がみられる地域(アボットフォード市マツキ地区を中心に半径5キロ以内)の鶏舎の立ち寄りを避ける。
  • 鳥インフルエンザの流行が見られる地域において、生きた鳥への接触、また、生きた鳥を扱う市場への不用意、無警戒な立ち寄りを避ける。

 

 なお、インフルエンザウィルスは加熱(摂氏75度で1分間)により死滅しますので、加熱調理した鶏肉や鶏卵を食べることによって感染することはありません。 在留邦人及び邦人旅行者の皆様におかれましては、引き続き予防法に留意頂きたく存じます。総領事館としましては、当地の鳥インフルエンザに関して新たな情報を入手した場合には、直ちに皆様へお知らせする予定です。

 

 

 

   
 
(C) Consulate General of Japan in Vancouver, 900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 Tel: (604) 684-5868. ページ更新日2004年2月20日