過去の記事

   
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008

2007

2006
2005
2004
2003
2002
   
 

安全の手引き

2002年12月5日
在ヴァンクーヴァー総領事館


ヴァンクーヴァー市警察海岸通り分署が留学生向け安全の手引き(ESL Personal Safety Tips)を作成しています。この手引きは参考になると思いますので、一部を次の通り訳出しました。原文はwww.city.vancouver.bc.ca/police/cpc/waterfront/esl.htmにあります。
なお、ヴァンクーヴァー市警察ホームページにある一般向け安全の手引きも参考にして下さい(www.city.vancouver.bc.ca/police/crimeprevention)。

 

1.ヴァンクーヴァー市は、安全な都市であり、重大な犯罪にまき込まれる可能性は少ないでしょう。しかし、他の大都市同様に、窃盗、スリなどが発生している。 窃盗にあわないために、公共の場所では、財布、バックパックなど貴重品がはいっているものは身から離さないようにしよう。

 

2.街路での安全対策
○前後左右に気を配ろう。 簡単な質問をしながら近づいてくる者には注意しよう。 直感を信じよう。
○尾行されていることに気がついたら、歩行の方向を変えよう。 近くの店、レストランに飛び込もう。
○夜は一人歩きではなく、誰かと一緒に歩くようにしよう。
○でかけるときは、知人やホスト・ファミリーにどこに行くのか、何時ごろ戻るのかを知らせよう。
○所持するオカネは最小限にしよう。 人前でオカネを見せないように。銀行クレジット・カードかデビット・カードを利用しよう。 暗証番号は人に教えないように。
○必要のない限り、旅券は持ち歩かずに、宿舎の安全なところにしまっておこう。その代わりに、旅券のコピーと他の身分証明を持ち歩こう。

 

3.乞食対策
○乞食は相手にしないように。 まとわりつくときは近くの警察に連絡を。

 

4.バス、スカイトレイン乗車対策
○出かける前にルートと時刻表を知っておこう。 暗くなったら、バス停留所は、人通りにある停留所を選ぼう。
○スカイトレインのプラットフォームで黄色の線で囲まれている場所は、警備員がモニター・カメラでモニターしているところです。

 

5.夜、戸外対策
○帰宅するのにタクシー利用は良い。タクシー会社の電話番号を知っておこう。
○公園、海岸、車内、街路など公共の場所での飲酒は違法。
○酔ったからといって、見知らぬ者に車で送ってもらうのはやめよう。
○見知らぬ者が酒の入ったグラスをもってきても受けないように。自分のグラスはいつも見張っている位の注意を。
○コカイン、ヘロイン、マリファナ、エクスタシー、GHBなど薬物は違法です。
いつでもどこでも使用せず、所持しないように。 違反した外国留学生は強制退去処分になり得る。

 

6.詐欺対策
○街路で近づいてくる者にオカネを貸したり、あげたりしないように。
○「ホテル代がない。」「バス代がない。」「財布を落とした。」「ガソリン代だけ欲しい。」「明日返すから。」などは常套句なので注意を。
○「銀行口座がないので、この小切手を現金に換えて欲しい」というのも常套句。信用しないように。
○留学先が推薦している教員から教えてもらおう。広告や図書館で知り合った者から習うときは、注意が肝心。 報酬を前払いするのはやめよう。

 

7.アパートの安全対策
○知らない者をアパートの中にいれないように。 配達、故障修理、セールスマンなどがきたときは、中に入れないで、アパート管理人に連絡しよう。
○ドアがノックされたときは、ドアにある覗き穴を活用しよう。

 

8.対人関係
○つきあいをやめたいときは、その旨明確にいおう。
○迷惑行為には、はっきりと「やめろ!」といおう。はっきりいわないと、迷惑行為は終わらないかも知れない。それでも相手がやめないときは、近くの人に応援を頼もう。
○ホスト・ファミリーや友人に行き先をいっておこう。一人で宿舎に戻れるように対策をとろう。 タクシー代やバス代を用意しよう。 誰か車をもっている信頼できる者に送ってもらうことも考えておこう。

 

9.自転車対策
○自転車走行者には自動車運転者と同じルールが適用される。歩道と横断歩道内は走行しないようにしよう。
○ヘルメット着用は義務。夜は前照灯と後尾灯をつけるようにしよう。
○駐輪するときは常に鍵をかけよう。U字型ロックがお勧め。

 

10.緊急電話 911
○警察、消防、救急は全部911で通じる。 公衆電話からでもコインはいらない。通話の際は落ち着いて。必要なときは「Japanese、please」と初めに言えば通訳が用意されるはず。
○ゆっくりとわかりやすく、今の状況と今いるところを話すように。分かるのが早いほど、支援者は早くくる。
○もしも犯罪行為の被害者となったら、被害額の多少にかかわらず、警察に届けよう。

 

 

   
 
(C) Consulate General of Japan in Vancouver, 900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 Tel: (604) 684-5868. ページ更新日2002年12月5日