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最近のBC州における犯罪発生状況と防犯対策
1.バンクーバー市
バンクーバー市では、人口比率で換算すると、東京都の約5倍の比率で犯罪が発生しています。これら犯罪の中で窃盗が半分以上を占めています。日本人にとって特に注意すべき犯罪は置き引き、車上ねらいなどの窃盗です。また、薬物、女性に対する暴行と詐欺(まがい行為)についても注意を要します。日系慈善団体等からの情報によりますと、ホームステイ先や家主との契約上のトラブルや、余り親しくもないカナダ人や外国人に借金をもちかけられ、お金を貸したものの、返済してもらえない等の詐欺事件に遭遇して相談を受ける事例が多いようです。詐欺や契約上のトラブル等については、当地の警察も人手不足等により、なかなか迅速に対応してもらえないのが実情ですので、日頃から十分に注意し、そのような被害に巻き込まれないようにすることが重要です。
<窃盗>
旅行者や短期滞在者を狙った車上ねらいと置き引きが多発しています。 外出に当たっては、現金所持は最低限とし、クレジット・カードを利用する、旅券は必要のない限り携行せず、旅券の写しで代用する、極力複数で出歩く、外部に対する不注意のもととなるのでヘッド・フォンをしないなどの注意を心がけて下さい。
<詐欺>
レンタカーを借りる際に金額未記入の伝票にサインしてしまいその後多額の請求書が送られてくるケース、語学学校に直接に連絡することなく学校斡旋業者の広告のみを信じて日本で授業料を支払い斡旋業者が雲隠れしてしまうケース、移民手続き代行の広告を見て日本で料金を支払い事務が進められていないケースなどが発生しています。
<女性に対する暴行>
昨年、東洋系の女性がジョッギング中あるいは一人歩きをしているときに狙われて暴行を受けた事件や殺害された事件が数件連続して発生しました。日本人女性に対する性的暴行も毎月のように発生しています。バンクーバーは安全と思い込まず、犯罪を誘発するような危険を招きかねない行動は避けて下さい。
<イースト・ダウンタウン地区> <薬物>
バンクーバーでは、マリファナに対する取締まりが必ずしも厳格ではありませんが、違法であることにはかわりはありません。勧められても誘惑に負けないようにして下さい。日本では厳しい取締まりが行われています。その他の薬物の使用は廃人になりかねません。 <ホームステイ先とのトラブル>
ホームステイ先のホスト・ファミリーとの人間関係が悪化して暴力を振るわれたり、滞在の契約を途中で解約しようとしたところ、預けていたお金を返金してもらえなかったりした等の被害が多数出ております。ホームステイ先については、信用できる人を介して探すことや、途中解約に関する条項を含む契約書を作成しておくなどの注意が必要です。不幸にして暴力事件等が生じてしまった場合には、速やかに警察に届け、事件のケース・番号、対応した警察官の氏名や連絡先を控えておく必要があります。また、ホスト・ファミリーといえども他人であることを忘れずに、常識ある行動を心掛けることも大切でしょう。
2.バンクーバー市周辺の都市車の盗難、車上荒らしが多数発生しております。サーレー市とバーナビー市は、北米地域においても、人口比率で、自動車に関連した窃盗犯罪発生率が極めて高いという統計があります(特に、サーレー市は、カナダ全体の中でも、人口比率で最も自動車盗難被害の多い都市です)。コクイットラム市やポート・コクイットラム市でも自動車の盗難が発生しています。また、ポート・コクイットラムでは、カー・ジャッキング(自動車強盗)の発生も報告されています。自動車を駐車するときには、特に夜間は人目につかない場所をできるだけ避け、車内に何も残さないことなどの注意が望まれます。また、防犯システムが設置されていない車は、ハンドル・ロック等を使用することも一案です。
3.ヴィクトリア市とその周辺<窃盗>
ヴィクトリア市でも空き巣、置き引き、自動車の盗難事件が多発しています。BC州保険公社(ICBC)はバンクーバー島では、2001年に3,333台の自動車が被害を受けている旨報告しています。空港、駅、ホテル・ロビー、レストラン、ショッピングセンターなど、人が集まるところでは、貴重品を身の回りから離さないこと、見知らぬ人から話しかけられた時には特に注意すること(話しをしている間に、別の者が持ち物を盗む被害も出ています。)、自動車を止めるときには人目のある駐車場を選び、車内に何も残さないことなどの注意が必要です。また、警察によれば、泥棒が住居に侵入する場合には、裏通りや隣家から目につかないような裏口から侵入することが多いので、裏口のドアの戸締まりには特に気をつける必要があります。
<暴行>
ヴィクトリア市内の図書館、コーヒー店、本屋などの若者が集まる場所で、邦人女性に声をかけ、英語を教えるといって自宅に連れて行き暴行するなどの被害が出ていると報じられています。親しくない人に声をかられた場合には、不用意について行かない、また、必要に応じて友人にも同席してもらうなどの注意が望まれます。
<詐欺>
ガソリン・スタンド従業員によるカード偽造事件が報じられています。警察当局は、支払いに関しては、デビット・カードではなく、クレジット・カードの使用を勧めています。
<その他>
ヴィクトリアでは麻薬患者が増えてきており、1,500~2,000人の患者がいると推定されています。関係当局もこの問題への取り組みを強化しています。邦人が麻薬患者と思われる者から暴力を受ける事件も発生していますので、麻薬関連の犯罪に巻き込まれないように十分注意下さい。
4.カムループス市とその周辺カムループス市でも、空き巣、強盗事件等が発生しておりますので、人気の少ない場所や夜間の外出の際には注意が必要です。また、自動車強盗も増加していますので、駐車場所等に注意する必要があります。
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(C) Consulate General of Japan in Vancouver, 900-1177 West Hastings Street, Vancouver, BC V6E 2K9 Tel: (604) 684-5868. ページ更新日2003年7月15日 | |||
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